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そらのふしぎ

 
 まーくんは、くさのうえにねころがって、そらをながめていました。
そんなとき、いつもおもうのです。
「そらのむこうにはなにがあるんだろう」
「どうして、そらはあおいのかな」
「どうして、くもはしろくてふわふわなんだろう」
「どうして、かぜがふくのかな」
まーくんは、かんがえたまま、いつもひるねをしてしまいます。
だからこたえはみつかりません。
 
 まーくんは、さわやかなかぜにめをさましました。
「ぴーひゅるるる」
そらには、おおきいとんびがとんでいました。
「とんびなら、そらのふしぎをしっているかも」
まーくんは、きいてみることにしました。
「とんびさーん」
「ひゅるる、なんだい、ひゅるひゅるる」
とんびは、まーくんのあたまのうえをまわっています。
「そらのふしぎをしってるかい?」
「すこしくらいならしってるよ、ひゅるる」
「そらのむこうにはなにがあるの」
「ひゅるるるる、そらのむこうにはおおきいきょじんがすんでいるんだ」
「ほんとなの」
「そうだよ、でもあったことはないんだ」
「じゃあ、そらはどうしてあおいの」
「きょじんはあおいベッドでねむるからだよ」
「あおいベット?」
「ひゅるひゅるる、きょじんがねることができる、おおきいベッドなんだよ」
「よくしってるね」
「パパがおしえてくれたんだ」
とんびはとくいげにいいました。
「じゃあ、くもはどうしてしろくてふわふわなの」
「それはね、きょじんはおふろがとてもだいすきで、そのせっけんのあわなんだよ」
「へえー、じゃあ、あめがふるのは、もしかして」
「そうさ、シャワーをあびているんだよ」
「それじゃあ、どうしてかぜがふくの」
「きょじんがかみのけをかわかしているんだよ、ひゅるひゅる」
「うーんと、うーんと、じゃあ」
まーくんはほかにきくことがないかかんがえました。
「うーん・・・と」
まーくんは、そのままねてしまいました。
 
 「まーくん、まーくん」
とおくでママのこえがきこえました。
「あっ、ママ」
まーくんはねていたことにきづきました。
「もうすぐ、ばんごはんよ、かえりましょ」
「うん」
ママにてをひかれて、まーくんはうちへとかえりはじめました。
「あっ」
まーくんは、とおくのそらをまう、いちわのとんびをみつけました。
「ひゅるるるー」
とんびは、まーくんにわかれをつげるようにないて、にしのそらへときえていきました。
 
 
おわり